世界TOP3に選ばれる美しいお祭りをご存知ですか?

こんにちは。年間100泊するプロ遊び人、ビデオクリエイターのmomoです。
昨年初めて、一生に1度は行きたいと思っていた、タイ北部のチェンマイで開催されるコムローイ祭へ行って来ました!
この記事は、コムローイ初体験の私がお届けする、現地レポートです。実際に経験した事を元に、これからコムローイへ行きたい方へのアドバイスや、ビデオクリエイターとしての視点から、撮影のコツなどを含めてご紹介していこうと思います。
そもそもコムローイとは、タイ北部のチェンマイで毎年11月の満月の日に、2日間かけて開催される仏教のお祭りで、夜空に和紙製のランタンを放ち、天のブッダに感謝の気持ちを捧げる宗教的儀式です。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」でランタンを上げるシーンのモデルになったことでも注目を集め、今では世界TOP3に選ばれる美しいお祭りとして世界中から観光客が集まります。
実際のスケジュール
今回、私がお祭りに参加すると決めたのは、コムローイの4ヶ月前です。
7月に飛行機のチケットとホテル予約、コムローイ祭のイベントチケットの予約をしました。
関西国際空港発、北京経由、チェンマイ行きを予約。
関空発だと、ベトジェット航空からの直行便もあって便利なのですが、コムローイが開催される前後の金額は、LCCとは思えないほど値上がりしています。(泣)
結局、中国国際航空の北京経由チェンマイ行きを、往復54,000円程で予約しました。 実際のスケジュールは下記の通りです。
1日目移動日。午後に関西空港を発ち、3時間20分かけて北京へ。乗り継ぎ時間1時間35分で、北京から5時間かけてタイのチェンマイへ。
フルキャリアなので機内食付きです。
チェンマイへの到着は22時頃。
チェンマイで泊まった立地とコスパ抜群ホテル
チェンマイ到着後は、そのままGrabを手配しホテルへ。
チェンマイはバンコクほど物価が高くなく、ホテルの値段もリーズナブルで可愛いホテルが多いと友人から聞いていたのですが、コムローイ祭り近辺となると、ホテルのお値段も3倍近くに上がります。
初日のホテルは、その中でも比較的リーズナブルだった「MOON DRAGON HOTEL」へ。
中庭のプールが特徴的なホテルで、お部屋もとても広く、旧市街の中なので初めてのチェンマイ旅にもおすすめです。
住所: 97 Rachadamnoen Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
チェック イン/アウト 14:00 /12:00
朝ごはんに行きたいおしゃれカフェ
今回は素泊まりだったので、徒歩で行けるカフェで朝ごはんを楽しみます。
店内にも席がありますが、テラス席を利用。
フルーツがたっぷり乗ったパンケーキを注文しました。
店内には可愛い雑貨屋さんも併設。
チェンマイに行ったら絶対おすすめ、カオソーイ
チェンマイで絶対食べたいローカルフードといえば、カオソーイ。
カオソーイとは、ココナッツカレーヌードルのことで、スープが濃厚なココナッツミルクベースのカレー風味なのが特徴です。
麺は柔らかい卵麺と、カリカリに揚げた麺の2種類がトッピングされ、食感の違いを楽しめます。 トッピングは牛肉や鶏肉が一般的です。
チェンマイは、カオソーイ発祥の地と言うこともあり、カオソーイを堪能できるお店がたくさんありますが、その中でも、今回訪れたのは「Khao Soi Lung Prakit Kad Kom」。
ミシュランにも掲載されている有名店なので、かなり混雑していましたが、1人だったため、相席で入店することができました。
メニューは、チキンカオソーイ50THB、牛肉カオソーイ60THB、チキンと牛肉のMIX 80THBの3種類です。
私はMIXをオーダー。エアコンもなく、正直綺麗とは言い難い店内でしたが、味は最高でした!チェンマイ滞在中に色々な場所でカオソーイを食べましたが、個人的にはここが一番美味しかったです。
初めてのコムローイ祭りへ
いよいよ念願のコムローイ祭りへ 。
実はコムローイ祭りは色々な場所で開催されています。
その数は年々増え続け、今では10を超える会場で開催されていますが、外国人観光客がよく行く主要会場は3つ、
メージョー(Yee Peng Lanna International)
ロイヤル(Chiangmai Sky Lanterns Festival)
CAD(Chiangmai CAD Khomloy Sky Festival)となります。
チケットのお値段は日本円で約2万円。(送迎費用、食事代込み)
私が行ったのは、初日のCAD会場。
コムローイは2日間にわたって開催されますが、クリエイター目線で言うと、初日の方が人が多いのでおすすめです。 もちろん人が多い分、大変なことも多くありますが、人が多い=ランタンの数が多いのでより幻想的な光景を楽しめます。
今回は初参加したCAD会場の初日についてご紹介します。
コムローイ当日
チケットに「受付は15:30〜17:30」と記載されていたので、16時ごろに受付会場へ向かいましたが、そこにはすでに長蛇の列が…。
みなさんには、受付開始時間より早く到着されることをおすすめします。
当日は交通の便もかなり乱れていて、実際に会場までの送迎車ソンテウに乗り込むのにすら、40分程かかりました。
受付会場からコムローイの会場までは、通常車で30分程度の距離ですが、年に1度の大きなお祭り、且つ、2024年は週末開催ということもあり、想像以上の大渋滞で2時間近くかかりようやく会場へ到着する事ができました。
到着後は特に案内もなく自力でチケット引換カウンターを探します。
送られてきた電子チケットに指定の色が記載されているので、その色のカウンターに行き、チケットを引き換えます。
チケットの種類は、中心の舞台が見えやすい位置から順に、プレミアム、VIP、スタンダートと、ランクごとに値段が異なり、使用できる食事会場も、このチケットのランクによって異なります。
引用「TOP DESTINATIONS」
私が予約した席はスタンダート席ですが、ランタン飛ばしが始まる前にダンスなどの催しものが開催されるので、それも見たい方は中心のエリアがおすすめです。
スタンダード席は後方のエリアになるため、正直、舞台は遠過ぎてほとんど見えませんが、たくさんのランタンが浮遊する幻想的な景色がより楽しめたので、私にとっては良い選択でした。
ランタン飛ばしが始まるまで
ランタン飛ばしが始まるまでの時間は、会場内の出店を楽しみながら、食事をして暗くなるのを待っている人が数多くいました。
食事会場にはパッタイ、フルーツ、タイティー、コーヒー、グリーンカレー、カオソーイなど沢山のタイ料理がありましたが、実際のところ、私は渋滞に巻き込まれてしまったため、到着時には真っ暗。食事する時間はゆっくりとれませんでした。
食事会場も大変混雑しているため、やはり、列に並ぶ時間を計算して会場には早めに到着しておくのが良さそうです。
トイレもあまり綺麗とは言えませんが用意されています。
ここもかなり並ぶので、余裕を持って先に済ませておくのがおすすめ。
またトイレットペーパーが無いことも多いので、ポケットティッシュを持参することを強くおすすめします。
いよいよランタン打ち上げ
20:00になると打ち上げ会場へ移動します。
全席指定の席には、1人2個のランタンが用意されていました。
席間隔がかなり狭いので、撮影したいクリエイターさんはかなり苦戦すると思います。
CAD会場では、ダンスなどの催しものが終わった後、ランタンの飛ばし方を説明されたのち、実際にランタン飛ばしに移ります。
会場アナウンスと共に一斉に飛ばすのは初回の1回だけで、その後は各自で飛ばします。
ランタンの点火作業は、ふたりで協力して行うとスムーズかもしれません。
ランタンに空気を入れ点火し、中の空気が温まるまで待ちます。 空気が温まれば、気球と同じ原理で浮かび上がっていくのですが、この温めが弱いと低空飛行で飛んでいき、参加者の頭上スレスレに浮かび上がるのでかなり危険です。
実際に点火に失敗して、ランタンごと燃えてしまった参加者も多くいました。子供を連れて参加している家族も多いですが、かなり注意が必要です。
撮影のポイントとしては、ランタンと自分を撮りたい方は、服装を白にするのがおすすめです。 人の映り込みもすごいので、下から撮るようにすると被写体とランタンの綺麗な写真が撮れます。
実際に撮影した動画はこちら
お祭までは少し慌ただしかった1日ですが、実際にランタン飛ばしが始まると、幻想的な景色に思わずうっとり。「世界TOP3に選ばれる美しいお祭り」というタイトルは本当でした。
今回は初めてのコムローイ祭りへの参加で、分からないことばかりでしたが、実際に参加してみて本当に良かったです。
次回は、リフレクションで水面に反射したランタンの映像が撮れるという、ワクワクする会場の噂を聞いたので、そのメージョー会場へ参加したいと思っています。
帰りの送迎車ソンテウに乗り込む際も、相変わらずの順番待ちで、かなりの時間がかかりましたが、帰りは渋滞に巻き込まれることなく30分でチェンマイ市内へ移動できました。
降車場所からまたGrabを捕まえるのは、なかなか大変そうだったので、集合場所に徒歩で行けるホテルを予約することをおすすめします。
まとめ
コムローイ祭りは満月の夜に開催されるので開催日程が決まり次第、まず、どの会場へ参加したいかを決めます。 次にチケットを購入する代理店を決めましょう。
毎年即完売のとても人気なお祭りですので、早めの予約が良いでしょう。集合場所が決まり次第、集合場所付近のホテルを予約するとスムーズです。
おすすめの持ち物:
・ポケットティッシュ
・虫除けスプレー
・懐中電灯(会場内はかなり暗いのであると便利)
私は1週間ほどチェンマイに滞在しましたが、本当にコムローイだけの弾丸旅行であれば、3日あれば十分に楽しめると思います。
モデルスケジュール:
1日目 昼に出発、21:00頃チェンマイ到着
2日目 コムローイ祭りに参加
3日目 朝チェンマイ発、夜帰国
コムローイ前後はチェンマイの空港で遅延が多発するので、コムローイ祭り当日に到着する便は、個人的にはおすすめしません。
アジア圏のため、3日あればこの幻想的なお祭りに参加できるというのもかなり魅力的なので、是非、一生に一度は見てほしいおすすめのお祭りです!
※1THB = 4.38円の計算(2025年4月現在)
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momo✈︎年間100泊するプロ遊び人 <@momogram1177>
広島県出身、広島県在住。
ショート動画クリエイター
長期連休は、東南アジアを中心に海外旅行へ行く会社員でしたが、コロナ禍に日本の魅力を再発見。
2024年フリーランスに転身。
ダイビングのライセンスなどを活かし、SNSでショート動画をメインに絶景、旅の魅力を発信。
南国、温泉、離島、クルーズ旅行が大好き。
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